新興国通貨安でリスク回避の流れ・・・・

米国債とともに円が買われる動き・・・・
 昨日、アルゼンチン政府が、同国の通貨・ペソを買い支える介入を停止すると発表し、ペソが11%もの急落をみせました。これを切っ掛けに、この処、売りに押されていたトルコ・リラも史上最安値を更新し、鉱山ストが嫌気された南ア・ランドも急落してしまいました。

 昨日は、中国指標も弱い数字となり、豪ドルが急落となり、日経平均株価、米国株価も軒並み急落しました。その面からも「リスク回避」の流れを強めていた訳ですが、新興国通貨売りも加わった事で、米国債相場が大幅上昇となり、10年債利回りは約9bp、5年債利回りは10bpもの低下を見せ、「質への逃避買い」一色となった訳です。

 この様な流れとなれば、スイスフラン、円は買われるのが当然であり、ドル円が一時、103円の大台割れとなった事も当然の事だった訳です。今日も、日経平均株価は大幅続落となりましたが、この後、欧米株価の動向次第では、昨日同様、「リスク回避」の流れが優勢となって、ドル円はもう一段下値を試す可能性が高そうです。

 但し、今日は週末で、しかも、米国では、重要な経済指標の発表も予定されてはいませんから、ポジション調整の流れが強まるかもしれません。その場合、米国株が反発し、ドル円にもショートカバーの流れが強まるかもしれません。その意味では、荒っぽい動きになる事も予想されますので、リスク管理には注意すべきだと思います。