一時は日経平均407円安まで下落

後場、持ち直しは不発
後場、安値近辺からスタート。
その後は持ち合いでしたが、けっきょく13時45分ごろからは、一段と下値をトライする動きとなりました。
ただ、激しい売り込み、売り叩きというよりは、週末で投げたい向きが売ったというていどのインパクトだったようです。
仕掛け的なものは、あまり目立っていなかったようです。
期待は、後場の売り手の買戻しでしたが、残念ながらありませんでした。
ジリ貧のまま下げた格好です。
一時は407円幅の下げでしたが、大引けでやや下げ幅縮小。
ドル円の安値は103.04円。
日経平均の安値は14時40分の15288円でした。
増田足
このところずっとキャッシュをある程度保有して、慎重にというスタンスできたわけですが、そろそろフルインベストメントを考えようかというところで、いきなりの中国ショックでした。
幸い、このキャッシュによって、対応が可能ですから、いまこういう下げで、慌てて保有銘柄をどんどん切っていくという必要はありません。
むしろ、逆でしょう。
来週、火曜日・水曜日がFOMCですから、ここで相場が本格的に切り返すきっかけとすることになるのでしょう。

また、来週は国内企業の業績発表も出てきますので材料も豊富です。
この程度であれば、来週持ち直すとみて良いでしょう。
来週あたりから、この相場持ち直しが出るという見方は、そもそも年前半に米国市場が強いという最大の理由が、2-5月の税還付の好需給があるためです。
来週はまだ1月末ですが、FOMCもあること(日本の決算ピークも続きます)から、その先取りの動きがでるでしょう。
その意味では、ボトムアウトを模索する動きが出てくると想定しています。
フルインベストメントのチャンスも近いと考えます。

増田足は、例によって、現物・先物・ドル円ともに、25日足からの下方乖離を拡大して、75日足まで下降するトレンド想定が明確になっています。
10月、11月の調整局面を思い出し、できるだけ引きつけて買いのチャンスを探しましょう。
本日、出来高・金額ともかなり膨らみましたから、来週これが減ってくるようですと、あるていど慌てた向きの狼狽売りが出切った可能性もでてきます。
その点もチェックしながら、来週の相場を買いで迎え撃つスタンスでいましょう。
天王山は、FOMCです。
新興市場の通貨があいついで下落
為替市場では、ドル円というよりは、豪ドルが急落しています。対ドルで3年半ぶりの安値となっています。豪州中銀理事は、「豪ドルがまだ十分に下落していない」という発言をしたことが、きっかけのようです。(アルゼンチンペソの昨晩の急落が目立っていたことも、連れ安の連想になったということでしょう)
日経平均は、安倍首相の施政方針演説が行われていましたが、これが買い戻しの材料にはならず、むしろそこから売りがかさんだ格好になっています。
上海の下落が激しいわけでもなく(どころか、東京が下げ幅拡大の段階では、上海はプラスです)、FOMC前のポジション調整がやや派手に出たというものでしょう。新興国よりも、先進国へと、マネーの流出が一段とすすむというのがその根拠なのでしょうが、それも口実にすぎず、とくに東京市場ではひさびさに売り方にとっては、短期値幅取りのテイクチャンスにされた側面のほうが大きいのではないでしょうか。
これで、昨年大納会の大引けから900円分、日経平均が下げたことになります。
最近のジム・ロジャーズ
最近ジム・ロジャーズに直接話を聞いた人によると、次のような内容だったようです。

「日本株は2011年の東日本大震災が起きた時点で買った。安倍首相が日銀に強力な金融緩和を求めた際に買い増し。2013年も、相場の上昇を観て、さらに買い増し。当初はETFなどが中心で、農業関連銘柄なども買っていた。直近では、ブルーチップを増やした。NISA開始に伴う個人投資家の資金流入で、主に買われるのはブルーチップと思ったからだ。
為替については、円安傾向がまだ続くと予想する市場関係者が多すぎる。そういうときは逆に動く可能性があるので、円高でも利益が取れるように、為替ヘッジなしで買うこともある。
先週買ったNTTは為替ヘッジ無しで買い増したものだ。こういう買い方は久しぶりだ。」

このほか、ジム・ロジャーズは東南アジアなどの新興国家市場にも言及していましたが、あまり楽観的な言説はありません。
中国の重視は変わらず。南北朝鮮は統一すれば、大きく発展する余地がロングではある、としていました。
日本に関しては、第三の矢である成長戦略で、なにを具体化するのかが焦点だと考えていたようです。
無制限の金融緩和に踏み切れば、国を滅ぼすとも。

ジム・ロジャーズはあまりにも投資スパンが長い見通しで判断しますから、一般の個人にはなかなかそぐわない考え方かもしれませんが、そう言いながらも、しっかりドル円が一本調子ではドル高持続にならない、と述べているような点、したたかに利益確定するところはしてくるだろうと、予想させるところがあります。