ドル円、注目のFOMCを控えリスクオフムードが変化するかどうか?

先週は中国のPMIが弱い結果だったことからリスクオフムードへ
先週の米ドル円は23日に発表された1月HSBC製造業PMIが悪かった事に端を発する、新興国に対するリスクオフにより円は買われる展開となりました。

23日に発表された中国の1月HSBC製造業PMI(速報値)は、49.6と市場予想平均の50.3に対して弱く、これを受けて株安が進行いたしました。

また、市場に新興国へのリスクオフ懸念が蔓延している中、24日、アルゼンチンペソが急落し、これによりリスク資産が売られ、日本円や金(Gold)などが買われる動きとなりました。

特に先週末金曜日のマーケットニュースに関しては、アルゼンチンペソの急落がヘッドラインの大きな見出しで取り上げられておりますが、本質的にはマーケットの中国経済に対してのリスク懸念が実体だと見ていいと思います。

30日のFOMCと中国1月HSBC製造業PMI(確定値)に注目
今週は、以前より注目されていた米FOMCだけではなく、このようなリスクオフムードとなった市場のセンチメントが今後リスクオンムードに変化するのかどうかにも注目されます。

また、ここ最近のドル円相場が東京タイムで円安ドル高、NYタイムで円高ドル高となっていることにも頭に入れておきたいです。

30日の米FOMCでは資産買い入れ規模の更なる縮小の有無が焦点になると思われますが、米国のテーパリングが新興国市場から先進国への資金還流を引き起こしているとも考えられ(新興国通貨安の要因)、また、同日には中国の1月HSBC製造業PMI(確報値)の発表もあり注意が必要です。

テクニカル的には200日移動平均線と雲の傾きから長期トレンドは上昇、均衡表が逆転(基準線が転換線を下回った)し基準線が下向きで、遅行スパンが逆転(遅行スパンが日々線を下回った)ことから短期トレンドは下降と見ており基本的には戻り売りを考えいます。

サポートは101.60(12月5日、6日の安値付近)
レジスタンスは102.80(1月13日の安値)、その上が一目基準線、転換線の位置する103.50前後
豪ドル、南アランドは要注意?!
先週金曜日24日のTFXに上場されている各通貨ペア騰落率は、
ランド/円  -1.86%
英ポンド/円  -1.84%
豪ドル/円  -1.84%
ノルウェークローネ/円  -1.80%
NZドル/円  -1.76%
スウェーデンクローナ/円  -1.58%
ズロチ/円  -1.56%
ユーロ/円  -1.18%
HKドル/円  -1.13%
英ポンド/スイスF  -1.11%
米ドル/円  -1.04%
加ドル/円  -0.81%
英ポンド/米ドル  -0.79%
スイスF/円  -0.74%
豪ドル/米ドル  -0.71%
NZドル/米ドル  -0.64%
ユーロ/スイスF  -0.45%
米ドル/スイスF  -0.31%
米ドル/加ドル  -0.31%
英ポンド/豪ドル  -0.13%
ユーロ/米ドル  -0.08%
ユーロ/豪ドル  0.60%
ユーロ/英ポンド  0.73%

また、23日は、
ランド/円  -2.19%
豪ドル/円  -2.09%
米ドル/スイスF  -1.57%
加ドル/円  -1.26%
英ポンド/スイスF  -1.22%
NZドル/円  -1.20%
HKドル/円  -1.15%
米ドル/円  -1.14%
豪ドル/米ドル  -0.92%
英ポンド/円  -0.79%
ズロチ/円  -0.50%
ユーロ/スイスF  -0.47%
ユーロ/円  -0.08%
NZドル/米ドル  -0.07%
ノルウェークローネ/円  -0.03%
スウェーデンクローナ/円  0.06%
米ドル/加ドル  0.15%
英ポンド/米ドル  0.36%
スイスF/円  0.43%
ユーロ/英ポンド  0.71%
ユーロ/米ドル  1.11%
英ポンド/豪ドル  1.38%
ユーロ/豪ドル  2.05%

このように、先週末は豪ドルや南アランドの下落率が高くなっており、リスクオフムードが継続、他の国に飛び火するようであれば、更にこれらの通貨ペアは下落する可能性があります。

豪ドルや南アランドは高金利通貨ということで長期的に買い建玉を保有されていらっしゃるお客様が多いのですが、今一度、ポジションサイズや資金状況をご確認いただければと思います。