<動意株・27日>(大引け)=図書印、バンダイナムコHD、マクニカなど

 図書印刷<7913.T>=逆行高。全体波乱相場の間隙を縫って青空圏を舞う展開が続いている。主力の出版印刷が出版不況の中で部数減の逆風を受けるなか、注力する電子書籍への展開を材料に異彩の上げ足。退職給付金の一部を確定拠出型年金に移行したことによる特別利益計上に伴い、14年3月期最終利益は前期比2.8倍の5億5000万円と急増見通しにあることも株価を支援する。

 バンダイナムコホールディングス<7832.T>=反発。この日、傘下のバンダイナムコゲームスが、スマホ向けアプリ「ONE PIECE トレジャークルーズ」を今春から配信することを発表、事前登録を開始したことが好感されている。人気アニメ「ワンピース」を題材にしたアプリで開発はドリコム<3793.T>と共同で行う。

 マクニカ<7631.T>=大幅反発し昨年来高値を更新。同社はこの日、午後2時に14年3月期の通期予想を修正。連結売上高で当初計画の2241億円から2520億円(前期比28.3%増)へ、営業利益で76億3000万円から86億5000万円(同50.5%増)へ増額修正したことが好感されている。輸出環境の改善から車載及び産業機器市場が堅調に推移している。
 
 富士通ゼネラル<6755.T>=4日ぶり急反発。前週末24日の取引終了後、14年3月期の連結業績見通しについて、売上高は従来予想の2450億円(前期比17.1%増)はそのままに、営業利益を同170億円から190億円(前期比25.7%増)へ、純利益を同110億円から120億円(同7.8%減)へそれぞれ上方修正したことが好感されている。欧州向けエアコンに需要回復の兆しがみられるほか、暖房利用の広がりや消費増税前の駆け込み需要で国内向けエアコン販売が堅調な推移をみせている。

 テラプローブ<6627.T>=急反騰。前週末24日の取引終了後、集計中の第3四半期累計(4~12月)連結業績見通しについて、売上高を従来予想の160億円から164億3000万円(前年同期比0.9%増)へ、営業利益を同7000万円から5億7000万円(同4.1倍)へそれぞれ上方修正したことを好感した買いが集中している。台湾子会社の受託が予想以上に増加したことや、スマートフォンなどのモバイル機器向けが予想よりも堅調に推移したことが要因としている。

 ルック<8029.T>=全体波乱相場に抗して続急伸。主力株が手掛けにくいなかで元来の仕手性に着目した短期資金の買いを引き寄せている。株価は前週末に25日移動平均線に下ヒゲで接触、これを足場に一気に上値追いを加速させた。13年12月期は円安進行による仕入れコストの上昇で営業利益は3割以上の減益を見込むが、株価には織り込み済み。足もとは新ブランドの寄与などで上向いており、14年12月期の回復に視点が移行している。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)