【レンジ推移】神経質な状態続く。 OANDA Japan 佐藤 甲

【予想レンジ】 102.00-103.00 【予想時刻】2014年1月27日 18:00
先週末は中国のPMIが弱かったことや米国のQE縮小への意識などから新興国通貨売りが強まり、また、株価も軟調な推移となり、米国債が買われ利回り低下という典型的なリスク回避相場となりました。
ドル円は日足でダブルトップを形成しネックラインを割り込み下落を強め、オセアニアが休日で普段よりも薄い月曜の早朝に102円を割り込むところまで売り込まれました。
今まで溜まっていたドル円のロングポジションが次々と投げ出され、ストップ売りがストップ売りを呼ぶスパイラルが続く展開となりました。
その後はアジア時間には本邦貿易収支の赤字拡大や日経平均が下げ止まりを見せたことなどから底堅さをみせたこともあり102円台中盤まで戻す展開となっています。
時間の経過と共に冷静さを取り戻す状態となると、中長期的なドル高円安シナリオに変更がないことを確認し、ロングポジションの再構築を始め底を固める動きになると考えられますが、落ち着くまではもう少し時間が必要かもしれません。
また、今週はFOMC、米GDP速報値などが控えていることも考えると、神経質な動きとなると考えられます。再度、リスク回避の流れが強まる可能性、逆に先週末頑張り過ぎたことから反発する可能性と両方の可能性があり不安定な相場となることが予想されます。
本日の経済指標は米国時間に新築住宅販売件数発表が予定されています。最近の長期金利の高止まりや先月後半からの寒波の影響などから少し弱い結果となると予想されているため良好な結果となったときのインパクトの方が大きくなりそうです。

投機筋の通貨先物ポジション状況
投機筋の先週火曜日時点での通貨先物のポジション状況は円売りのポジションが引き続き減少となりました。さらに、週末に円買いが進んだことも考慮するとさらに減少していると予想され、過度に溜まった円売りポジションはある程度整理されたと考えてよいと思われます。
しかし依然として円売りに大きく傾いている状況は続いていると思われます。

OANDAの顧客の取引状況
OANDAの顧客のポジション状況では含み損を抱えた円売りポジションが目立つ状況となっています。更なる下落が続くとこれらのポジションが損切、ロスカットとなり下落スピードを強める可能性があるため注意が必要です。オーダー状況を確認すると上には無数の売りオーダーが並びんでいることから、上値が重くなりそうな状態となっています。