円高90円、株価1万2千円の始まりなのか?!

突然のリスクオフへ急転換した理由とは?
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1/27:記事一部削除
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先週後半から急激な勢いで円高、株安となりました。これはなぜで、そしてこの先どうなるかについて、今回は考えてみたいと思います。

 円高、株安というリスクオフへ急反転したのは、アルゼンチンなど新興国市場の混乱がきっかけになりました。ただ、そもそも、そのようなリスクオフの材料に過敏に反応しやすい状況になっていたということが重要ではないでしょうか。
 円は記録的な売られ過ぎになっていました。経験的に、売られ過ぎが一巡し、修正が本格化すると、1か月程度で5-10%程度のドル安・円高になります。その意味では、まだ円高余力が残っている可能性は注意が必要かもしれません。
 また、「恐怖指数」と呼ばれるVIX指数は、12ポイント程度という下限での推移が続いていました。マーケットが楽観論に傾斜し過ぎた状況が続いていたわけです。それは、そもそもリスクオンへの反応が限界で、リスクオフへ反応した場合、大きな動きになる可能性を示していました。
 このように見ると、円高、株安に大きな反動が入りやすい状況にあったことがよくわかるでしょう。そういった中で、新興国市場混乱は、かっこうのきっかけとなり、今回のような大相場が起こったということでしょう。ではこの円高、株安の大相場はこの先どうなるのでしょうか。
 そもそも、米株は、景気で説明できる範囲を大きく超えた上昇が続いていると見ることもできます。それが「バブル」で、今回の新興国混乱をきっかけに起こった動きが「バブル破裂」の始まりだとして、景気で説明できる水準まで米株が下落するなら、NYダウは1万2千ドル割れへの動きが始まった可能性があります。
 かりにそうだとしたら、米株は約3割の大幅下落が始まった可能性があるわけです。さて、ドル円は日経平均と強い相関関係が続いてきました。米株が3割の下落が始まったとして、日経平均も同じように3割の下落になるなら、1万2千円に向かう見通しになります。ドル円との相関関係に著変がないなら、90円の円高に向かう動きが始まった可能性があるわけです。