東京株式(寄り付き)=欧米株安も値ごろ感から反発

 28日の東京株式市場は買い先行でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比32円高の1万5038円と反発。前日の欧米株が総じて続落したものの値ごろ感からの買いが優勢となった。前日の米国株市場ではNYダウが小幅ながら5日続落したほか、ハイテク株比率の高いナスダック市場の下げがきつくなっており、東京市場でもリスク許容度が低下した外国人投資家の売り圧力が意識されるが、日経平均は前日までの3立会日で800円以上の下げをみせており、目先押し目買いが入りやすいタイミングでもある。今回の世界同時株安の引き金となった新興国経済の不透明感や通貨不安も、前日のトルコ、アルゼンチンなどの株価がリバウンドに転じていることでやや懸念が後退している。また、外国為替市場では1ドル=102円台後半の推移で円高局面が一服していることは主力株の買い戻しにつながる材料。売り一巡後、為替の動向が注目される。寄り付き時点で業種別では機械、鉄鋼、食料品、紙パルプ、保険などが堅調。一方、その他製品、精密機器、電気機器などが軟調気味。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)