<私の相場観>=ブーケ・ド・フルーレット代表 馬渕 治好氏

 全体相場はにわかに波乱展開となった。ここまで順調に上昇基調を示してきたが、今年に入ってからは何となく気持ちの悪さも意識されていた。

 まず、新興国経済は一部の国に政情不安が浮上するなど、何かきっかけがあれば通貨安や株安を引き起こす火種を内包していた。また、先進国では、抜群の安定感をみせている米国経済の存在が大きいが、ここ2~3週間は、米国への信頼感がコンセンサスとして一致し過ぎていることに対し、警戒を促す動きが米証券会社の中に出ていた。

 中国のPMI発表を契機にこれが現実化したかたちだが、足もとは先を競って利益確定を急ぐ展開で、過剰に反応してしまった部分もありそうだ。

 ここからの下振れリスクも否定しきれないとはいえ、目先は日経平均1万5000円割れでほぼ底値圏に到達したとみている。一気の戻り足には疑問符もつくが、2月から3月前半にかけて相場は上値指向となり、うまくいけば1万7000円ラインも視野に入るイメージを持っている。ただ、3月後半から4月にかけては消費増税を意識して、相場は再び調整色をみせる可能性がある。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)