就職人気企業ランキング 景気反映、投資のヒントが見えてくる

今後の投資戦略のヒントに
 就職情報を扱う学情<2301>が、10日に大学生、大学院生を対象にした「2015年卒業・修了予定者対象の就職人気企業ランキング調査(総合トップ200など)」の結果を発表した。

 人生を大きく左右することになる就職、将来を見据える視点も含め学生の企業を選択する目はシビアといえる。また、人気企業ランキングには、現在の経済状況が映し出されており、株式投資のひとつのヒントになりそうだ。

 学情によると、「総合ランキング」では、旅行やホテル、レジャー施設など余暇を楽しむ産業が軒並み順位を上げ、景気の浮揚感を受けた結果と分析。また、ANA、再上場を果たしたJAL、JR東日本、JR東海(9022・12位)など運輸業が上位にランク入り。20年の東京五輪開催や訪日客増加などを受けて、株式市場でも株価動向が注目されるKNT-CTホールディングス(=近畿日本ツーリスト・9726)は昨年の91位から24位、帝国ホテル<9708>も170位から99位に大幅に順位を上げている。株式市場同様に、今後も旅行関連が注目を浴びそうな結果といえそうだ。

 ちなみに証券では、大和証券グループ本社<8601>が昨年の165位から85位に大躍進となったものの、銀行、証券、保険など金融業は前年の勢いはないとしている。学情では「身近なビジネスを志向しているのが今年の特徴」と分析しており、今後の投資戦略のヒントになるかもしれない。

◆2015年卒業予定の学生就職人気企業トップ10

順位 昨年順位 企業名       コード

 1   3   JTBグループ     -
 2   6   オリエンタルランド <4661>
 3   7   ANA       <9202>
 4   8   資生堂       <4911>
 5   1   伊藤忠商事     <8001>
 6   2   三菱東京UFJ銀行 <8306>
 7   41   JAL       <9201>
 8   36   JR東日本     <9020>
 9   17   H.I.S     <9603>
10   14   三井住友銀行    <8316>

※学情調べ(コードは株経通信によるもの。銀行は親会社のコード)