日経平均株価、下値メド接近で正念場

押し目買いで5日ぶり反発、円高一服傾向が下支えに
 29日の東京株式市場は、きょうまでの4日続落で、日経平均株価が終値で心理的なフシ目とされる1万5000円台を割り込んだことでの売り一巡感も予想され、5日ぶりの反発となりそうだ。

 株式市場の波乱展開に比べると、外国為替市場での円相場は、一時の1ドル=101円台後半の円高状態から脱して、円安・ドル高へと復帰する兆しがみえはじめているようだ。こうした円高一服を手掛かり材料に、輸出関連の主力銘柄をリード役として、押し目買い的な動きが表面化しそう。

 28日の東京株式市場は、前日比プラス圏で推移する時間帯が長かったものの、上値の重い展開で、大引けに掛け売り優勢となり4日続落。日経平均株価は、昨年11月14日以来約2カ月半ぶりに終値で心理的なフシ目とされてきた1万5000円台を割り込んだ。

 1万5000円台を割り込んだことで、市場関係者のあいだに当面の下値メドを探る動きが活発化している。既に75日移動平均線(1万5131円=28日)は割り込んでおり、現在は上値めメドして意識されている。

 そこで、注目されているのが26週移動平均線(1万4796円=同)だ。また、昨年6月13日の安値(1万2415円)と11月8日の安値(1万4026円)を結んだ下値支持線は、足もとで1万4839円にある。つまり、ほぼ1万4800円水準を大きく下回らない限り、中期的な上昇トレンドは維持されるというもの。今回の下落局面が比較的短期的なものに終わり、早々に上昇トレンドに復帰できるかどうかの正念場に差し掛かっているようだ。