【豪ドル】 RBA理事は豪ドルは高過ぎるとの評価

ドル/円からのサポート待ち
豪ドル/円相場は、1豪ドル=88.46円(1月27日)をボトムに、足元では90~91円水準まで切り返す展開になっている。中国、アルゼンチン、トルコなど日替わりで新興国経済・市場の先行き不透明感がマーケットのテーマとされる中、豪ドル/円相場は昨年9月2日以来の安値を更新した。ただ、その後は中国の理財商品償還に絡んだ懸念が後退したことや、世界的に株安傾向にブレーキが掛かり始めていることが好感され、下げ幅を縮小しつつある。

オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)のリドアウト理事は、豪ドルがまだ十分に下落していないとの見方を示した。具体的には、1豪ドル=0.80米ドル近辺が適正な価格としており、事実上は現在の0.87~0.88ドル水準に対して割高との評価を下した形になっている。これによって直ちに追加緩和などの政策対応が取られる環境にはないが、豪当局者が急激な豪ドル安にもかかわらず、豪ドルが高過ぎるとの見方を有していることが再確認される中、豪指標に減速傾向が見られると、改めて利下げカードが切られる可能性が浮上することになる。少なくとも、対米ドルでは豪ドルは上値の重い展開を強いられる可能性が高い。

もっとも豪ドル/円相場に関しては、円相場の方に主導権があると見るべきだろう。足元ではリスクオフの流れから円高(=円安修正)圧力が強くなっているが、このまま先進国市場主導でリスク投資再開の動きが強まれば、豪ドル/円は従来の92~94円をコアとしたレンジに回帰しよう。28~29日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)をきっかけに地合が完全に転換する可能性も十分にある。

テクニカルでは、一目均衡表の雲(92.51~93.38円)を大きく下回る展開が続いているが、転換線(90.58円)は回復しており、基準線(91.30円)回復で調整一巡の流れになる。サイコロジカルは、前週の5勝7敗から6勝6敗に。14日RSIは41.81。

今後1週間の予想レンジは、89.50~92.00円。

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