<話題の焦点>=小売り業界で話題、オムニチャネル化とは

 最近、「オムニチャネル」という言葉を聞く機会が増えてきた。リアル(現実)店舗とネットを融合させた「オムニチャネル」は、商品をリアル店舗やPCサイト、カタログなど、どの販売チャネルからでも注文でき、店舗と自宅どちらでも受け取れるシームレスな買い物を実現することをいう。EC業界では「O2O」(オー・ツー・オー=オンライン・トゥ・オフライン)と呼ばれる、ネットからリアル店舗へ顧客を導く販促活動があるが、これもオムニチャネルの取り組みの一つといえる。

 オムニチャネル化を最優先課題として推進しているセブン&アイ・ホールディングス<3382.T>では、その一環としてニッセンホールディングス<8248.T>や雑貨店「フランフラン」を展開するバルス、天満屋ストア<9846.T>などの買収や出資・提携を相次いで発表した。

 また、イオン<8267.T>は昨年12月に「イオン幕張新都心店」をグランドオープンし、「イオンをいっぱい楽しめる場所」をコンセプトに、「モノ」「コト」に加えて、「ネット」を融合させた新しい買い物体験を提供している。小売り業界の大手2社を牽引役とした「オムニチャネル」化が進みそうだ。

◆主なオムニチャネル関連

オプト<2389.T>    顧客企業に対してオムニチャネルソリューションを提供
ローソン<2651.T>   アマゾンとローソンHMVエンタの商品受け取り可能に
Jフロント<3086.T>  コクヨ通販子会社を買収しオムニチャネル化を強化
スタートトゥ<3092.T> 昨年10月スタートの「WEAR」でオムニチャネル化を強化
三越伊勢丹<3099.T>  ウェブ事業部を設置。9月にはEC専用物流倉庫を開設
7&iHD<3382.T>  グループ全社で最優先課題としてオムニチャネル化を推進
Uアローズ<7606.T>  オフライン→オンライン強化でオムニチャネル化を推進
Fマート<8028.T>   アマゾンや楽天ブックスなどの商品受け取りが可能に
イオン<8267.T>    イオン幕張新都心店を皮切りにオムニチャネル化を拡大

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)