東京株式(大引け)=403円高、新興国懸念後退で急反発

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 29日の東京株式市場は、前日の欧米株が総じて堅調で新興国懸念が和らいだことから、これまでのリスクオフの巻き戻しが入るかたちとなった。日経平均は高値引けで昨年9月以来となる400円以上の上昇をみせた。
 大引けの日経平均株価は前日比403円高の1万5383円と5日ぶり急反発。東証1部の売買高概算は23億6372万株、売買代金概算は2兆4778億8000万円。値上がり銘柄数は1716、値下がり銘柄数は47、変わらずは12銘柄だった。値上がり銘柄数は1700を超え、東証1部全体の96%の銘柄が上昇する全面高商状となっている。
 前日にトルコ中央銀行が通貨防衛と物価上昇の抑制を目的に、市場予測を上回る政策金利の大幅引き上げを決定、これを受け新興国経済への懸念が後退し、きょうの東京市場は広範囲に買いが先行した。株価指数先物への断続的な買いも寄与して、日経平均は後場に入っても次第高の展開となり、大引けまで買い意欲は旺盛だった。日本時間30日未明に結果が判明するFOMCで、FRBが新興国経済にも配慮した姿勢をみせるのではないかとの思惑も働いたようだ。
 個別では、トヨタが高く、日立も大幅高。三井住友、三菱UFJなど銀行も買われた。ファナック、ファーストリテも上昇。楽天が物色され、アステラス薬も大きく上値を伸ばした。ルネサス、シャープが急伸、モバクリはストップ高となった。半面、ソフトバンクが軟調、エイチームも売られた。日立国際、アドバンテ、日電硝子なども値を下げている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)