午後:債券サマリー 先物は6日ぶり反発、新興国不安後退し売り先行に

 29日の債券市場では、先物中心限月3月限は6日ぶり反落。日経平均株価が前日比400円を超す大幅高となるなか、債券市場は売り先行の展開となった。
 後場の先物は144円47銭でスタートし、一時144円57銭まで上昇した。この日は、「残存期間5年超10年以下」「同10年超」の買いオペが実施された。応札倍率はそれぞれ2.21倍、2.66倍だった。トルコ中銀が緊急利上げを実施したことで新興国通貨には買いが流入した。この金融市場の落ち着きが好感され日経平均株価は急伸、安全資産である債券は久々に買いが優勢となった。ただ、この日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されるため、午後に入ってからは様子見姿勢も強まった。あすは、2年債(発行予定額2兆9000億円程度)の入札が予定されている。
 この日の先物3月限は144円55銭で始まり、高値は144円58銭、安値は144円41銭、終値は前日比11銭安の144円55銭。出来高は3兆2528億円。10年債の利回りは前日比0.010%上昇の 0.635%、20年債は同0.005%低下の1.475%、30年債は同0.005%上昇の1.650%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)