【小幅下落】ほんとに縮小するの? OANDA Japan 佐藤 甲

【予想レンジ】 102.20-103.40 【予想時刻】2014年1月29日 18:00
昨日の米国市場は耐久財受注が弱く消費者信頼感指数は良好と強弱入り乱れる内容となり上下しましたが、その後はイベント待ちの状態になり、本日早朝にトルコ中銀の政策金利2倍以上引上げのサプライズで相場全体のリスク選好に便乗し上昇幅を広げる展開となりました。

このトルコ中銀の利上げに関して市場は新興国の中央銀行の通貨安に対抗する強い意志を評価しトルコリラ買いが強まりました。
短期的にはトルコリラ下落に歯止めをかけることに成功したように見えますが、金利上昇が国内経済に与える打撃は大きいと考えられ、政情不安が続くことも考えると中長期的にはトルコリラ売りの材料となる可能性が高いと考えられます。

今夜の注目材料
今夜の注目は今週のメインイベントとも言うべきFOMCの金融政策の発表になります。
市場の予想は資産購入額の100億ドル(国債50億、MBS50億)の減額となっていますが、筆者は減額自体行われない可能性も高いと考えています。
今月発表された12月の雇用統計の弱さ、年末からの寒波による影響がどの程度か把握しきれていないこと、昨日反発は見せているものの株価が軟調な推移となっていることなどの理由からFEDが弱気な決断を下すというシナリオも十分に考えられます。
また市場予想通り100億ドル減額となっても前回の雇用統計にて失業率が大きく低下し、意義を失いつつあるフォワードガイダンスの失業率の閾値の変更、または閾値を失業率以外のものに置き換えるなどで利上げの条件を厳しく設定し、「低金利はまだまだしばらく続けますアピール」をしてくる可能性もあると思われます。
いずれの場合においても発表後は乱高下が予想されます。不用意に近づかない方が賢明かもしれません。