渋谷工が大幅高、理化学研究所発ベンチャーとの連携で思惑

 渋谷工業<6340.T>が大幅高。株価は一時、前日比213円高い2545円まで買われている。理化学研究所などが、様々な臓器や組織の細胞に成長する「万能細胞」の作製にマウス段階で成功したと発表しており、これがバイオ関連株全般の株価を大きく刺激しているが、同社もiPS細胞関連の有力株としての位置付けから買い人気を集めている。理化学研究所発ベンチャーのヘリオス(旧日本網膜研究所)は目の難病である「加齢黄斑変性」で臨床試験に着手しているが、渋谷工は、ヘリオス、ニコンとともに17年度をメドに「細胞シート」の量産装置を開発する方向にある。
 また、再生医療分野では九州大発のバイオベンチャーが発売した世界初の3Dプリンターの製造元が渋谷工であることから、同技術に対する注目度も高い。バイオ3Dプリンターはパソコンで設計した立体構造に準じてマシーンが細胞を配置、そこから細胞が接着する段階で立体的な組織構成に持っていくというもので、今後の再生医療分野での活躍が期待されている。

渋谷工の株価は9時28分現在2441円(△109円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)