東京株式(前引け)=新興国不安を映し500円超の下げ 

 30日前引けの日経平均株価は前日比511円安の1万4872円と急反落。前場の東証1部の売買高概算は億14億9886万株、売買代金概算は1兆4574億9000万円。値上がり銘柄数は40、対して値下がり銘柄数は1729、変わらずは11銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は、前日の地合いから一転、大きく売り叩かれる展開となった。トルコの通貨リラが再度売られる展開で新興国経済への不安心理が再燃している。注目されたFOMCではFRBが証券購入額を100億ドル減らす量的緩和の縮小を継続したが、声明で新興国通貨安への言及がみられなかったことも不安心理を増幅させた。朝方から主力株をはじめ広範囲に売り優勢だったが、日経平均はその後一段と下げ基調を強め、一時530円の下げ幅をみせた。ここ東京市場は日替わりで全面高と全面安を繰り返している状況にあるが、きょうは東証1部全体の97%の銘柄が下げる全面安商状となっている。
 個別ではソフトバンクが東証1部断トツの売買代金で急落、朝方高かった任天堂も大きく売りに傾いた。三井住友、三菱UFJなど銀行株も大幅安。ファーストリテも大きく値を下げている。Vコマース、SMKなどの下げもきつい。一方、新日本科学が一時ストップ高に買われる人気。東洋機械、ノバレーゼなども逆行高。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)