東京株式(大引け)=376円安、不安心理再燃で大幅安

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 30日の東京株式市場は朝方から大きく売りが先行し、日経平均株価は一時530円安まで売り込まれる場面があったが、その後は押し目買いにやや下げ渋り、1万5000円台に戻して着地した。
 大引けの日経平均株価は前日比376円安の1万5007円と大幅反落となった。東証1部の売買高概算は30億4108万株、売買代金概算は3兆222億9000万円。値上がり銘柄数は78、値下がり銘柄数は1687、変わらずは15銘柄だった。値上がり銘柄数は東証1部全体の約95%を占めている。ただ、売買代金は3兆円を超えるなど高水準で、下値突っ込み場面を買い向かう動きも観測された。
 きょうの東京市場は、前日の米国株安を受けて大幅に売り優勢の展開を余儀なくされた。トルコリラが再度売られるなどで新興国経済への不安心理が再燃、注目されたFOMCでは声明文に新興国通貨安への言及がみられなかったことで不安心理を助長した。日経平均は前場に下げが加速したものの、後場に入ると先物主導の買い戻しが観測され下げ渋った。商いも膨らんだが、上値に対しても慎重で1万5000円絡みでは戻り売りも厚く、疑心暗鬼の投資家心理を反映している。
 個別では、ソフトバンクが断トツの売買代金も続落。楽天が軟調、三井住友など銀行株も安い。Vコマース、SMKも大幅安。山一電、藤倉ゴムが大きく下げ、東建物、三菱電も安い。半面、新日本科学、東洋機械が一時値幅制限いっぱいに買われ、渋谷工、ニチレキも物色された。モノタロウが高く、ビオフェルミン、日立金なども値を飛ばした。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)