東京上げ、海外下げが目立つ最近のドル/円=外為どっとコム総研 神田卓也

102円前後の底堅さ
東京市場のドル/円は、新興国不安がくすぶる中、一時102.00円台まで小緩んだが、500円超下落していた日経平均が下げ幅を縮めると102.50円台まで買い戻されるなど底堅く推移した。昨日の海外市場でも、102円を割り込むと押し目買いが流入しており、この水準は下値ポイントとして意識されているようだ。
海外市場では下値を警戒
ただ最近は、東京市場で底堅く推移しても、海外市場では下値を切り下げる展開が目立つ。東京市場では本邦実需のドル買いが下値を支えているためと見られるが、本日の欧米市場でもトルコリラや南アフリカランドなどの新興国通貨に売り圧力が再燃すれば、再び下値を模索する可能性がある。
直近安値の101.744円を割り込めば、ストップロスを誘発して下げ幅を広げる事も考えられるため要注意だ。
米GDPに注目
米経済指標では、第4四半期GDP速報値(22:30)が注目される。+3.2%(前期比年率)の事前予想を上回る成長率となるかが焦点であり、期待はずれに終わればドル売りが強まる事も考えられる。
そのほか、新規失業保険申請件数(22:30)や12月中古住宅販売成約(24:00)の発表も予定されている。