新興国通貨と株式動向次第の展開・・・・・

ドル円は戻り売り継続か・・・・
 昨日の朝、トルコが予想以上の値幅での緊急利上げを発表し、ドル円は103円台半ばまで急伸しました。しかし、トルコ・リラは、欧州時間には再び売りを浴び、利上げの効果は一日も持ちませんでした。又、昨日、南アも予想外の利上げを発表しましたが、ランド買いは一時的に強まった程度で、直ぐに売りが強まってしまいました。

更に、米FOMCは、何の躊躇も無くテイパリング強化を発表。声明文の中にも、新興国のしの字も無い状況で、現在の市場の混乱には冷淡な態度だったと云えましょう。これは、FRBは米国経済のみに責任を持っている訳ですから、当然と云えば、当然の事です。

 この為、米国株式市場でも「リスクオフ」の流れが強まりを見せ、主要指数が揃って下げ幅を拡大。ドル円も一時101円台に下落しました。東京時間に入り、日経平均株価が大幅安となりましたが、結局、終値では15,000円の大台を回復した事もあり、ドル円は比較的底堅く、現在も102円台半ばで推移しています。

 しかし、この後の海外市場では、再びトルコ・リラ等の新興国通貨と欧米株式市場の動向次第では、再び、「リスク回避」の流れが強まり、ドル円は下値を探る展開に陥る可能性も高そうです。ドル円は、27日の安値を下抜けると、101円台前半まで下げ幅を拡大する可能性があり、注意が必要です。