富士通が大幅反発で昨年来高値更新、第3四半期累計最終損益の黒字転換を好感

 富士通<6702.T>が大幅反発し昨年来高値を更新してきた。30日引け後に発表した第3四半期累計(4~12月)連結業績が売上高3兆3523億円(前年同期比7.4%増)、営業利益370億900万円(前年同期15億2700万円の赤字)、純利益23億9600万円(同952億2100万円の赤字)と最終損益が黒字転換したことが好感されている。企業のICT投資の復調でシステムインテグレーションが公共、金融向け中心に伸長したほか、「ウィンドウズXP」の更新需要から、パソコンも法人向けを中心に増収となった。また、北米向けのオーディオ・ナビゲーション機器やLSIも堅調で、為替影響も約800億円売り上げ増に寄与した。
 なお、14年3月期通期業績予想は売上高を従来予想の4兆6200億円から4兆6800億円(前期比6.8%増)に引き上げたが、営業利益1400億円(前期比58.6%増)、純利益450億円(同729億1300万円の赤字)はともに従来予想を据え置いている。売上高の上方修正は円安による為替想定の見直しに伴うものだが、スマートフォンの販売伸び悩みなどから営業利益予想は据え置かれたようだ。

富士通の株価は11時12分現在562円(△50円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)