どうなる!? 2月の日本株

六日新甫アノマリーが示唆する日柄調整

 2月相場を展望する前に、昨年末の経済誌に掲載された「2014年株式相場見通し」の内容を確認しておきたい。「4月までは、2013年の流れを引き継いで緩やかに上昇する」、「NISA効果によって、年明けから株式需要は良好」というものだったが、お気楽な相場見通しをあざ笑うかのように、1月相場の日経平均株価は、値幅にして994.35円、率にして6.25%の下落に見舞われている。

 楽観的な投資家を戒める「辰巳天井、午尻下がり」という相場格言があるが、2014年相場は、まさに午尻下がりでスタートしたことになる。筆者は、年初の時点で、「背筋の凍るような調整」を覚悟していた。その拠り所となったのは「六日新甫アノマリー」である。バブル経済崩壊以後、6日大発会=六日新甫となった年は、1992年、1997年、2003年の3回。いずれの年も、1月相場の日経平均株価は、5%前後の調整を強いられている。

 アノマリーを重視する筆者からすれば、2014年1月相場での買いほど、危険なことはない。それゆえに、facebookのカバー写真を「くまに注意」に差し換え、交流のある投資家に注意を促してきたわけだが、過去3度の六日新甫年の2月相場の日経平均株価の騰落は1勝2敗。1月相場ほど警戒することはないとしても、「悪材料は大方織り込んだ」だとか、「好決算銘柄に活路」だとか、軽口を叩くことははばかられる地合と見ている。

 中期的には、「35(さんご)の買い相場アノマリー」を拠り所とする買い方針ではあるが、どんな上昇相場にも、背筋の凍るような調整は付き物。アベノミクスを手掛かりに上昇した2013年相場にしても、5月〜11月までの6ヶ月間、値幅にして3526円、率にして22%の調整が入っている。転ばぬ先の杖として、昨年12月に付けた日経平均株価の高値16,320.22円から20%の下落、最悪の場合は13,000円台までの値幅調整は覚悟しながら、足元では日柄調整が消化されるのを待つしかないと考えている。

<六日新甫となった年の1月、2月相場とその年の日経平均株価>
1992年 23,801.18円 → 16,924.95円 ▼28.89% 
1月 ▼1,778.13円 ▼7.47% 23,801.18円 → 22,023.05円
2月 ▼ 800.78円 ▼3.61% 22,139.59円 → 21,338.81円

1997年 19,446.00円 → 15,258.74円 ▼21.53%   
1月 ▼1,115.99円 ▼5.73% 19,446.00円 → 18,330.01円
2月 △ 471.05円 △2.60% 18,085.95円 → 18,557.00円

2003年 8,713.33円 → 10,676.64円 △22.53% 
1月 ▼ 373.99円 ▼4.28%   8,713.33円 →  8,339.94円
2月 ▼ 137.75円 ▼1.62%   8,500.79円 →  8,363.04円

2014年            ?  
1月 ▼ 994.35円 ▼6.25% 15,908.88円 → 14,914.53円
2月              ?