【日経225】 企業業績良好も、新興国市場発のリスクオフが継続

外部環境主導の展開が続く
日経平均株価は、1万5,000円の節目を挟んで乱高下する展開になっている。引き続き新興国経済・市場の先行き不透明感が強く警戒され、リスクマーケットの調整が長期化するとの懸念から短期筋の利食い売りが先行している。特に日本株そのものには目立ったネガティブ材料は見られないが、昨年末の急騰で短期的な過熱感が強くなっていたこともあり、調整局面が続いている。

毎日のように世界のいずれかの地域で新興国市場のリスクが急激に高まる動きがみられ、株式市場からの資金引き揚げ傾向が続いている。昨年10~12月の国内総生産(GDP)で前期比年率+3.2%の成長が確認された米国株でさえも水準を切り下げており、外部環境に強く依存した相場環境であることが確認できる。次はどこでリスクが顕在化するのか分からないとの不安心理が広がる中、短期スパンでは更に下押しするリスクが否定できない。昨年後半に支持線として機能していた100日移動平均線(1万4,960円)でのサポートにも失敗し始めており、200日移動平均線(1万4,414円)で日本株のバリュエーションを再び意識できるのかが試されることになろう。

各企業は4~12月期の決算発表を行っているが、日本経済新聞の集計によると現時点で経常利益は前年同期比+35%に達している。全社合計では+28%が予測されており、日本株高が追認されている。短期の下値不安は払拭できないが、日本の実体経済、企業業績に対するインパクトが限定される限り、一時的な調整との評価に留まることになる

テクニカルでは、一目均衡表の雲下限(14,820円)でのサポートを試す段階になっている。同水準を下抜くと、短期の下振れリスクが一段と強まり、14,000~1,4500円水準まで値が飛ぶ可能性もある。サイコロジカルは、前週の4勝8敗から6勝6敗に。14日RSIは38.56。

今後1週間の予想レンジは、14,250-15,500円。