<私の相場観>=カブドットコム証券・チーフストラテジスト 河合 達憲氏

 新興国不安などを背景に波乱相場が続いている。当面の下値メドとしては、昨年6月13日と8月28日の安値を結んだ下値支持線の1万4680円、25日移動平均線からの7%下方カイ離の1万4657円など重要ポイントが集中していることから1万4600円水準と見ている。ただ、しばらくは二進一退のジリ高歩調にとどまりそうで、2月中の上値メドは1万5500円程度か。

 東京都知事選は下落相場のなかで既にかなり織り込まれたと判断している。今週は週末の米1月の雇用統計で、先のFOMC(米連邦公開市場委員会)で実施されたテーパリング(量的緩和縮小)の内容を確認することになり、様子見の週となりそうだ。新興国の通貨下落の背景には、先進国による資金の引き上げに加え、新興国内での自国通貨の信頼低下などもあり、短期間での解決が見込める問題ではない。

 当面の物色対象としては、三菱重工業<7011.T>、川崎重工業<7012.T>、IHI<7013.T>のインフラ関連大手に加え、千代田化工建設<6366.T>、日揮<1963.T>、クボタ<6326.T>のプラント関連にも注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)