リスク回避継続で円買い続く

東欧諸国通貨に飛び火
金曜日の海外時間には、引き続き新興国通貨の動揺が続いたことや、発表されたロシア2013年GDPが予想を下回ったことなどからリスク回避の動きで米長期金利が低下し各国株価が下落して全般的に円が買われました。

欧州時間序盤、発表された独・12月小売売上高指数は予想よりも弱い結果でしたが相場にはあまり影響を与えませんでした。その後発表されたユーロ圏・1月消費者物価指数が予想よりも低い結果だったことからユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.3510台まで、ユーロ円は138.30円台まで下落しましたが、すぐに買戻しが優勢となりました。ストップ・ロスを巻き込んでユーロドルは1.3570台まで上昇しましたが、欧州株が下落していたことなどから再びユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.3530付近まで反落しました。

一方ドル円は東京時間午後に売られたあとの買戻しで、102.70円台まで反発したあと、米長期金利と日経平均先物が下落しはじめたことから円買いが強まって、102.10円台まで下落しています。

NY時間にはいって、発表された米経済指標結果はまちまちでしたが、米長期金利と各国株価の下落が継続したことからドル円は101.90円台まで、ユーロ円は137.50円付近まで、ユーロドルは1.3470台まで下落しました。NY時間午後にかけて、各国株価と米長期金利が反発したことからドル円は102.40円台まで、ユーロ円は138.20円台まで、ユーロドルは1.3510付近まで上昇する場面もありましたが、引けにかけて再び米長期金利が下落し、ドル円は102.00円台まで、ユーロ円は137.60円台まで、ユーロドルは1.3480付近まで下落しました。

週明けの東京時間には、土曜日に発表された中国・1月製造業PMIが予想の範囲内だったこともあって、先週末のNY時間よりは米長期金利と日経平均が反発していることから円が売り戻されています。

今日の海外時間にはユーロ圏・1月製造業PMI、英・1月製造業PMI、米・1月ISM製造業景況指数、米・12月建設支出の発表と、ルー・米財務長官の講演が予定されています。

今回の新興国通貨の動揺の発端となったアルゼンチンや、それに続いたトルコ、南アフリカなどは予想外の利上げなどの効果もあって一旦落ち着いてきていますが、先週末には東欧諸国通貨の下落が目立っていて、市場全体のリスク回避の動きが続いています。この動きはやや行き過ぎとの見方もありますが、リスク回避で株式、米長期金利の下落が続いている間は円買いが出やすい状態が続くと考えられます。