米経済指標悪化を受けリスク回避の円高進む

米長期金利低下、各国株価下落で円全面高
昨日の海外時間には、米長期金利が反発してややドルが買い戻される場面もありましたが、米経済指標が弱い結果となって米長期金利が低下してドル売りが強まる中、各国株価や新興国通貨が売られたことからリスク回避の円高が進みました。

欧州時間序盤、東京時間の流れを引き継いで日経平均先物が弱含んだことから円買いが強まって、102.00円台まで、ユーロ円は137.60円付近まで下落しました。その後全般的にドル売りが強まって、ドル円は101.60円台まで、ユーロ円は137.30円台まで下落幅を拡大し、ユーロドルは1.3510台まで上昇しました。この間、発表された英・1月製造業PMIが予想を下回ったことからポンド売りが強まりました。

NY時間序盤にかけては、米長期金利がやや上昇したことからドルの買戻しが優勢となってドル円は102.10円台まで反発し、ユーロドルは1.3480台まで反落しました。

NY時間午前に発表された米・1月ISM製造業景況指数は、予想の56.0に対して51.3と非常に弱い結果となったことから米長期金利と各国株価が急低下し、全般的にドル売りが強まって、ドル円は101.00円台まで、ユーロ円は136.60円台まで下落し、ユーロドルは1.3530台まで上昇しました。

NY時間午後にはいってもNYダウなどの下落が続き、ドル円は101.70円台まで、ユーロ円は136.30円台まで下落幅を拡大しました。

東京時間にはいってからは米長期金利がやや反発していることと、日経平均が下げ渋っていることなどから円がやや売り戻されています。

今日の海外時間には、英・1月建設業PMI、ユーロ圏・12月生産者物価指数、米・12月製造業受注の発表と、ラッカー・米リッチモンド連銀総裁、エバンズ・米シカゴ連銀総裁の講演が予定されています。

昨日の海外時間には、米長期金利が低下し、各国株価が下落したことから円が全面高となりましたが、東京時間にはいってからはポジション調整もあって円が売リ戻されています。日本の個人投資家は今回の円高局面で円売りポジションを積み増している一方で、海外投機筋の円買戻しが続いていますので、今日も海外時間には再び円買いが強まるのではないでしょうか。