日本ペが大幅安、第三者割当増資発表で希薄化を懸念

 日本ペイント<4612.T>が大幅安で4日続落。3日引け後に筆頭株主でシンガポール塗料大手ウットラムに対して、第三者割当増資を実施すると発表しており、一株利益の希薄化などを懸念した売りが出ているようだ。発行新株の株数は6000万株で、発行価額は1株につき1705円。手取り概算額の1011億7135万円は、ウットラムとアジア地域で展開する複数の合弁会社の保有率の引き上げのための資金に充当する予定。払込期間は6月3日から15年2月3日まで。
 また、同時に発表した第3四半期累計(4~12月)連結業績は1922億9600万円(前年同期比9.4%増)、営業利益246億100万円(同20.3%増)、純利益246億7100万円(同55.4%増)となった。国内で工業用塗料分野が好調に推移したほか、海外で日系自動車メーカー向けの自動車用塗料が増加したことが牽引。グローバルレベルで取り組んでいる原価低減活動も寄与した。
 なお、14年3月期通期業績予想は売上高2550億円(前期比9.3%増)、営業利益315億円(同21.8%増)、純利益300億円(同49.9%増)の従来予想を据え置いている。

日本ペの株価は11時30分現在1432円(▼269円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)