日経平均610円の下落。安値引け

14000円の攻防戦に引きずり込まれる
後場は、寄り付きから再び売り直される展開で始まりました。
豪州中銀は、5会連続で金利据え置き。この結果を受けて、豪ドルは反発。
ドル円ですが、101.25円前後で推移。

しかし、ドル円に比べて、日経平均の脆弱さはかなり際立っています。
けっきょく日経平均は14000円まであと8円というところまで追い詰められ、14000円の攻防戦に引きずりこまれてしまっています。
日経平均よりも、TOPIXのほうがダメージが大きく、さらに新興市場のほうがさらに大きなダメージとなっています。
増田足
結論としては、後述しますように、引きつけて買いということになります。
増田足では、25日足トレンドが下降になってしまっており、完全にブルーのすだれ状態ですし、およそテクニカルには買いとはいえません。
ただ、25日移動平均線からの下方乖離を見ても、昨年6月13日の底入れの際で、マイナス12.2%でした。これに対して、今回はそこまで下方乖離は大きくないにしても、マイナス9.4%です。
この間の押し場で見せた下方乖離が、おおむね4-5%のマイナス乖離だったことを比べてみても、そして200日移動平均線をアベノミクス相場スタート以来、初めてのことだということを考えても、この下落は買いという判断は妥当でしょう。
200日線の上昇トレンドが始まって、指数がこれを上回って推移し始めたアベノミクス相場です。
この200日線を割るような局面は、いわゆる長期トレンドの「初押し」と考えられます。
その1000円幅の反発に際しては、非常に機動的に乗らなければならないでしょうが、その後がまた問題です。
ただ、その戻り分は、100日線(15000円)までの戻りで、その上は一気に突破できない限りは、確率的にはおそらく100日線で頭打ちになるかもしれないので、リバウンドを取りに行く場合でも、深追いは禁物ということになるでしょう。
現時点では、米国指数先物が、ほぼトントンですから、方向感なく実に微妙です。大幅な切り返しを見せていれば、話は簡単ですが、まだ下げるのか、そう思わせて一気に戻るつもりか、現時点では判断つきかねる気配です。
なぜ外人は腰を据えて連続売り越しをしたのか
年初以降、相場下落の発端となった新興経済国家の株価指数は、実はほとんど下げていません。
たとえば、アルゼンチンは、むしろ危機勃発前に押しが入った後、戻しており、危機のさ中でも堅調。年初水準からすると、驚くべきことに10%以上の上昇です。
インドも、5%ていどの下げでしかありません。
トルコは9%ほどの下落です。
元凶の中国・上海市場ですら、4%ほどの下落にとどまっています(もっとも、足元では休場ですが)。
やはりおかしくはないでしょうか。
先般も指摘しましたように、クレディットデフォルトスワップも激変していないのですから、当然といえば当然です。