【豪ドル】 RBAが豪ドルは高いとの評価を撤回か?

対米ドルでは底打ち期待
豪ドル/円相場は、1豪ドル=88~91円をコアとしたレンジで揉み合う展開になっている。対米ドルでの豪ドル売りが一服する中、豪ドル/円相場も地合を引き締めている。2月4日にオーストラリア準備銀行(豪中央銀行)理事会が開催されたが、予想されていたよりもタカ派な政策スタンスが示されたことが、豪ドル売りポジションに買い戻しを迫っている。

豪中銀は、政策金利を据え置くと同時に、一定期間は金利が安定化することを示唆した。加えて、「豪ドル相場が不快なほど高い」との文言も削除しており、少なくとも当面は利下げなどの政策対応が行われる可能性は限定されている。「新興市場の状況は前年に比べてかなり困難を伴う」など現在の世界経済には一定の警戒感も示されているが、オーストラリアに関しては「目先以降、成長は強含むと予想」とされており、金融政策環境から豪ドルが大きく値下がりするリスクが低下している。目先は中国の春節入りで中国リスクに対する関心が低下していることもあり、対米ドルでは短期リバウンドを試す可能性も十分にある。

もっとも、新興国の混乱状況が続く限りにおいては、豪ドル/円相場の下落余地は限定されよう。対米ドルでは円の下値切り下げ傾向が続いており、こうした中で豪ドル/円相場が独歩高となるシナリオを描くのは難しい。7日の米雇用統計をきっかけにリスクオンの地合に回帰できないのであれば、豪ドル/円の下値不安が残る。ただ、豪ドルサイドから更に豪ドル安・円高を進める必要性が乏しくなる中、下値不安も限定される方向にある。突っ込んだ所は、物色妙味もあろう。

テクニカルでは、一目均衡表の基準線(91.19円)が抵抗線となり、同水準をブレイクできるのかが焦点に。そこを抜ければ、雲下限(92.93円)まで更にリバウンドが進む可能性もある。下値支持は、昨年8月安値の86~88円水準。サイコロジカルは、前週の6勝6敗から7勝5敗に。14日RSIは46.42。

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