新興国通貨下落一旦止まり、円売り戻される

リスク回避姿勢が後退
昨日の海外時間には、混乱していた新興国通貨が買い戻されたことから、各国株価と米長期金利が上昇するなど全般的にリスク回避姿勢が後退し、買われていた円が売り戻される展開になりました。

東京時間終盤、日経平均先物が14000円を割り込んで下落したことから円買いが強まって、ドル円は100.70円台まで、ユーロ円は136.20円台まで下落する場面がありました。この間ユーロドルは対円でのドル売りにつられ、1.3530台まで上昇しました。

欧州時間序盤に日経平均先物が反発すると、円買いが弱まってドル円は101.50円付近まで、ユーロ円は137.10円台まで反発しました。米長期金利が上昇したこともあって、ユーロドルでもドルが買い戻され、1.3490台まで下落しました。その後は、日経平均先物と米長期金利が上げ渋る展開となったことからドル買いが弱まって、ドル円は101.20円付近まで下落し、ユーロドルは1.3530台まで上昇しました。

NY時間にはいって、混乱していた新興国通貨が買われていたことなどから、リスク回避姿勢が弱まって、各国株価が上昇する中米長期金利も上昇し、ドル買いが強まって、ドル円は101.50円付近まで上昇し、ユーロドルは1.3500台まで下落しました。発表された米・12月製造業受注が予想ほど弱くなかったことから米長期金利と各国株価が一段高となって、ドル円は101.60円台まで上昇し、ユーロドルは1.3490台まで下落しました。

NY時間午後にはいって、各国株価が上げ渋る展開となって、米長期金利も上げ止まるとユーロドルは1.3520台まで反発し、ユーロ円は137.40円台まで上昇しました。

東京時間にはいってからは、日経平均先物が上げ幅を縮めたことからやや円が買い戻されています。

今日の海外時間には、ユーロ圏・12月サービス業PMI、英・1月サービス業PMI、ユーロ圏・12月小売売上高、米・1月ADP民間雇用者数、米・1月ISM非製造業景況指数の発表と、プロッサー・米フィラデルフィア連銀総裁、ロックハート・米アトランタ連銀総裁の講演が予定されています。

売られていた新興国通貨に一旦買戻しがはいったことで、リスク回避姿勢が後退する形となっていますが、このまま混乱が収まるかは不透明な状況です。今日も引き続き新興国通貨の動向と、それに影響されたリスク回避姿勢の強弱、さらには米長期金利の動きで円の相場が影響される展開が続くと考えられます。