新興国通貨の動揺は収まったのか?

連鎖的な新興国通貨売りは減っていく
昨日の海外時間には、混乱の続いていた新興国通貨が買い戻されたことから、リスク回避が強まって買われていた円が売り戻されました。

先週の木曜日にも、新興国通貨売りは一旦収まったように見えましたが、金曜日にはハンガリー・フォリントやポーランド・ズロチといった東欧諸国通貨が下落したことで、再びリスク回避の動きが強まりました。

今後は連鎖的に新興国通貨全体が売られて、強いリスク回避となるような動きは次第に減っていくと思いますが、一方でアルゼンチンやトルコのように個別的に売られる理由のある通貨の売りはまだ出尽くしていない、と考えています。

したがって、新興国通貨全般が売られて、強いリスク回避で米長期金利の低下とともに大きな円買いになることはなくとも、積極的にリスク選好になるにはまだ時間がかかると予想でき、円相場も当面は底堅い(ドル円、クロス円の上値が重い)展開が続くのではないでしょうか。