少し“潮目”が変わったか…?

上値は重く…
※ご注意:予想期間は2月7日と表示されていますが、本日(6日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

昨日は上値の重さが目立つ展開でした。

前日の株安連鎖ストップを背景に急反発が期待された日経平均でしたが、期待には大きく届きませんでした。このため台頭した失望感が重石となり、ジワリジワリと下値を窺いました。注目された米ADP雇用統計(民間)も、5ヶ月来最低の増加(+17.5万人)に留まったことで、「米雇用統計(7日)の+18.0~+18.5万人予想は楽観的」との警戒感が強まりました。こうして3-4日安値と“ほぼ“面合わせ”となる100.794円まで、NYタイム序盤にかけて下落していきました。
しかし下値更新にも至らず…
もっともあくまでも“面合わせ”であり、下値更新には至りませんでした。このためISM非製造業景況指数が前月から1.0ポイント回復(54.0)した際には101.60円付近まで急反発するなど、下値の堅さも見られました。イベント前で一方向に動きづらいという面はありますが、リスク回避姿勢に傾斜する状況では“少し違和感も感じる動き”だったともいえます。
本日の注目は欧州!
こうした中で本日は、週末の米雇用統計と双璧をなすビッグイベント、英中央銀行(BOE)・欧州中央銀行(ECB)の金融政策理事会が行われます。

前者はフォワードガイダンスで示した失業率に迫っており、“ガイダンス変更”が囁かれています。一方で後者は、欧消費者物価指数(CPI)低下で「利下げ」「中銀金利のマイナス化」「不胎化オペの停止」という“追加緩和”が噂されています。いずれも“現状維持”となる可能性が高いと思いますが、仮に“現状維持”になったとしてもその後の思惑は残りやすいため、思惑を引きずる可能性が否定出来ません。特に後者はドラギ総裁の記者会見で「次回以降の実施を示唆」という可能性までありますので、本日に関しては下値警戒感は強いと考えておく必要がありそうです。
そして米国では最後の前哨戦
一方で22:30には、米新規失業保険申請件数も予定されています。前哨戦の結果は芳しくないものが多く、明日の本番に向けた波乱リスクとの意識は高まりやすくなっています。新興国を巡る混乱も収束していない以上、イベントリスクが表面化した際には大きく変動する可能性を警戒しておく必要がありそうです。
イベント前で動きづらいが基本路線だが…?
もっともこうした状況では、新たなポジション形成は手控えられると考えるのが自然です。また連日で底割れを窺う動きを見せているものの、昨日も「100日移動平均線(本日は101.103円)」「日足・一目均衡表先行スパン下限(同101.192円)」を回復して終えており、「より下値は支えられやすくなった」と考えることが可能です。

リスク回避(下方向)への思惑は強く、またビッグイベントの結果次第のところもあるので一概にいえませんが、「少し潮目が変わったか」…?
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:102.406(2/3高値、1/29~2/4の61.8%戻し)
上値4:102.306(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:102.096(日足・一目均衡表転換線、1/29~2/4の50%戻し、大台)
上値2:101.881(ピボット1stレジスタンス)
上値1:101.762(2/5高値、1/29~2/4の38.2%戻し)
前営業日終値:101.457
下値1:101.192(日足・一目均衡表先行スパン下限)
下値2:101.103(100日移動平均線)
下値3:101.000(大台)
下値4:100.913(ピボット1stサポート)
下値5:100.752(2/3-5安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:27 ドル円 抵抗・支持ライン追加