【レンジ推移】ユーロからの波動 OANDA Japan 佐藤 甲

【予想レンジ】101.00-101.80  【予想時刻】2014年2月6日 18:00
昨日のドル円はADPの雇用統計が市場予想を下回ったことに反応し、下値を探り101円を割り込むところまで押し込まれた後、ISM非製造業景況指数が市場予想よりも若干良かったことから、上昇を強めるも押し戻され、その後はジリジリとアジア時間にかけて上昇となりました。

上値の重さは依然残るものの、101円を割り込んだところではしっかりと買いが入ることが確認されました。
テクニカル面でも日足チャートでは下ヒゲを残し、上昇に転じそうな気配を見せ始めています。
しかし、本日にECB理事会、ドラギ総裁の会見、明日に米国1月雇用統計と大きなイベントを控えていることから、このまますんなり上昇するかどうかは難しいところだと思われます。

本日のECB理事会では消費者物価指数の1%割れが続いており、とうとう昨年のサプライズ利下げ時と同水準の0.7%となったことから、利下げをはじめとする何らかのアクションを起こす可能性が高いと考えられます。

もし本日利下げが行われると、現状維持予想が中心となっていることから、強いユーロ売りで反応すると思われます。当然対円でも売りが入ることから、ドル円も足を引っ張られ上値が重くなると考えられます。

もしアクションが無かったとしてもその後のドラギ総裁の記者会見にて、次の行動を強く示唆するような内容となれば同じくユーロ売りを呼び込む可能性もあります。逆にドラギ総裁の会見のトーンがタカ派なものとなるとユーロ買いというシナリオもあり、ユーロからの波動に動かされる可能性は高いと思われます。ただし、明日に雇用統計を控えていることから、どちらかに大きくぶれる可能性も少ないと思われます。

OANDAの顧客の取引状況をチェック
17時のOANDAの顧客のポジション状況は買いポジションが63.5%と買いが優勢となっていますが、含み損を抱えている買いポジションが多い状況となっています。そのためオーダー状況では102.00、102.50、103.00…など節目を中心に厚めに売りオーダーが並ぶ状況となり上値にプレッシャーをかけそうです。下は101.00、100.50、100.00に買いが集中している状況となり、レジスタンスラインの候補となると思われます。