いよいよ分水嶺…!!

ECBは失望…
※ご注意:予想期間は2月8日と表示されていますが、本日(7日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。

昨日は株高を背景にした「リスク回避の巻き戻し」と、「ユーロのポジション調整」が重なる格好になりました。

注目された欧州中央銀行(ECB)理事会は、「現状維持(追加緩和なし)」でした。その後に行われたドラギ・ECB総裁の記者会見も「ユーロ圏にデフレ圧力は存在しない」「不胎化オペ停止は協議しなかった」と、追加緩和を見込んでいた向きの失望を誘いました。こうしてユーロの買い戻しが進行しましたが、対ドルよりも対円が優勢となったことから、マーケット全般に円売りムードが漂いました。
一方で米景況は好感…
もう一つの注目である米新規失業保険申請件数は、前週から2.0万件の減少(33.1万件)となりました。膨らみつつあった米雇用への悲観論は和らぎ、NYダウを含めた株高も後押しとなって、リスク回避姿勢は急速に後退しておきました。こうして円は全面安となり、ドル円は102円台を回復する動きを見せています。
いよいよ米雇用統計本番、大きく割れる市場予想…
こうした中で本日は、いよいよ米雇用統計本番を迎えます。

前哨戦は強弱が混在し、ISM景況指数だけ見ても「製造業(2013年6月以来の低水準)/非製造業(2010年11月以来の水準へ上昇)」で真っ二つに割れています。また年明け後も居座った“大寒波”も輪をかけて先行きを読みづらくしており、思惑は大きく割れています。非農業部門雇用者数の事前予想(平均)は現時点で+18.0万人程度ですが、実際は「+10.5万~+27.0万人」に割れていることからも、それは窺えます。
モヤモヤが一気に放出…!?
そして思惑が大きく割れている状況下では、発表まではポジション形成が阻害されると考えるのが自然です。そしてそのモヤモヤ?は、発表時に(いずれかの方向に向けて)一気に放出されることが、期待されるところです。

発表時のポイントは“ネガティブサプライズとなった前回の反動” VS “大寒波の影響の継続性”と見られます。筆者は前者(ポジティブ)を想定していますが、こればっかりは蓋を開ける(結果が出る)まではわかりません。ただしモヤモヤ?が溜まっている分だけ、仮に予想通り(+18.0万人程度)であっても、(いずれかの方向に)大きく揺れ動くと考えるのが自然です。

本日の米雇用統計は、大きな分水嶺となりそうです。
ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:104.069(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
上値4:103.460(50日移動平均線)
上値3:103.049(日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線、大台)
上値2:102.759(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:102.406(2/3高値、1/29~2/4の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:102.099
下値2:101.506(ピボット1stサポート、2/6の61.8%押し)
下値3:101.192(日足・一目均衡表先行スパン下限、100日移動平均線、2/6安値)
下値4:100.913(ピボット2ndサポート、大台)
下値5:100.752(2/3-5安値)
下値5:100.583(ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

12:18 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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