<私の相場観>=光世証券・執行役員 西川 雅博氏

 新興国不安に端を発した世界同時株安もようやく落ち着きを取り戻してきた。日本株も値幅調整が一巡し、テクニカル的にもリバウンド相場が期待できる局面。3月決算に向けて、好業績、高配当利回り銘柄中心に押し目買いのチャンスと見る。

 NYダウにおける過去2年間の調整局面を見れば、期間で1カ月前後、値幅で1000ドル強下落後いずれも切り返している。今回の直近高値は昨年12月31日で、2月5日安値までの値幅は約1250ドル。日経平均の1万4000円水準も、足もとの企業業績やマクロ経済のファンダメンタルズからみて売られ過ぎであろう。

 日経平均ベースの今期EPSは1000円程度までの上昇が予想され、PER14倍の1万4000円は割安感がある。米国景況感などの影響で一段の円高が進むと業績下方修正の懸念も残るが、為替相場において膨らんでいた投機筋の円売りポジションの調整もあり、当面は安定を取り戻す方向だろう。

 さらなる株価下落は、実体経済に悪影響が及ぶとの不安が台頭する反面、さらに踏み込んだ経済対策が現実化する可能性も高まる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)