汚名を雪げるか=外為どっとコム総研 神田卓也

汚名を雪げるか
本日の米1月雇用統計の結果は、当面のドル/円相場の方向性に関する重要な手掛かりを示す事になりそうだ。前回12月雇用統計の弱さが1月の金融市場の波乱のきっかけを作っただけに、今回1月分で汚名を返上できるかに注目が集まる。

12月分は非農業部門雇用者の伸びが7.4万人に留まったが、これは悪天候(大雪)の影響による一時的な減速との見方が一般的であり、米国景気の先行きに過度な不安が生じた訳ではない。それでも年明け以降のマーケットに動揺が走ったのは、それまでのムードが楽観に傾きすぎていた反動が出たためと見られる。

足元のマーケットが落ち着きを取り戻しつつある中で、汚名を雪ぐ好結果となれば、米景気の腰の強さを再確認する格好となり楽観ムードが広がる可能性が高い。
そうした流れの中では米国株と米長期金利の双方に上昇圧力がかかりやすく、これはドル/円が最も上昇しやすいパターンでもある。

一方で、前回に続いて弱い結果となれば本格的に米国景気の先行き不安が台頭する事になるかもしれない。米国株と米長期金利の双方に下げ圧力がかかればドル/円が最も大きく下落するパターンとなるため要注意だろう。

いずれにしても今回の1月雇用統計の結果は、2月相場を見通す上での最大の手掛かりのひとつになる可能性が高い。