今晩のNY市場は続伸、マーケットの関心はユーロへ

7日のNY株式市場は続伸、寄り付き前に雇用統計も無難に通過すると期待
時間外取引のCME米国株式指数先物は大幅続伸、雇用統計の結果を控えているが、マーケットはリスクオフの巻き戻しが優勢となっている。
昨晩のNY株式市場は大幅上昇、新規失業保険申請件数の結果が雇用統計に対する期待につながったと言うよりも、同時刻から始まったドラギ氏のショーが材料視されている。
これまでの姿勢とは一変し、よりドービュッシュに傾いたことが原因で、ユーロ通貨上昇がすでにECBに対して催促しているようなもの。
それだけ新興国の経済危機発端にした通貨安・株安の流れに変化が出るという期待が高まっており、ここは直近までの反動的な巻き戻しの勢いが続くものと思われる。
今晩は米国で雇用関連の指標が相次いで発表される。ポイントはNFPとPSPの数値
今晩予定されている経済指標・イベントについては、米国で非農業部門と民間部門の雇用者数、失業率、時間当たりの賃金が公表される予定だ。
しかしながら、昨日までの雇用統計を控えた重い空気流れとは対照的に、一刻も早く無難に通過して欲しいと言う期待が強い。
今回の雇用統計の結果については、市場予想の範囲内または12-13万人でも寒波の影響でと許される範囲に落ち着くかもしれない。
米国のフォードは、天候不順の影響で生産に大きな影響が出ているとコメントしており、言わば雇用統計の悪化はアジア時間で織り込まれているということ。
先月の数値を下回らなければ問題ないとみて良いだろう。為替がドル買いに動いているのを見れば、すでに目線は別のところにあるはずだ。
気になるのは米ネット関連の一角に成長鈍化が伺える点、ナスダックの思わぬ足かせにも
16時半にスタートした日経平均先物は反落しているが、引け後に上昇した分の消化にとどまっており、特に問題はない
経済指標の結果より注意しておくべき点は2つある。1つはナスダック上場銘柄、2つ目は東京都知事選の結果だと考えている。
2つ目に関しては東京市場だけの問題ではなく、海外がアベノミクスを期待するに当たって、一番問題視しているところかもしれない。
また米ネット関連の一角に失望決算相次いでいることは、需給面での懸念要因となりやすいので、注意すべき点かもしれない。
したがって、今晩のNY株式市場は重要イベント通過によるドルの巻き戻し背景とした続伸を想定、週末特有のポジションニュートラル調整はポジティブに傾くと考えている。
地政学リスクも、オリンピック開幕で特に問題は起きず、こっそりもつれている米債務上限引き上げ問題も無事にクリアしていくはずだ。