【日経225】 リスクオフの動き一服で、値ごろ買いに期待

低調だった米雇用統計が追い風に
日経平均株価は、1万4,000円台前半から中盤でのサポートを試す展開になっている。引き続き新興国市場の先行き不透明感を背景としたリスクオフの動きが継続しており、2月5日の取引では一時1万4,000円台を割り込む場面も見られた。ただ、その後はややグローバルマーケットが安定化を取り戻していることが好感され、安値是正の兆候も見え始めている。

2月7日に発表された1月米雇用統計は市場予測を大きく下回ったが、米株式相場の歩調が維持されるなど、リスクオフの動きに一服感が浮上している。米雇用の鈍化は寒波に伴う一時的な要因との見方が強いことや、これによって緩和縮小ペースが鈍化するといった思惑が、新興国発のリスクオフの動きにブレーキを掛けている。もともと、日経平均株価は特に急落する必要のない所で下落していたこともあり、目先は先物市場における海外ファンドのショートカバー(買い戻し)主導で安値是正の動きが強まり易い。

国内企業の12月期決算は順調に消化されており、6社に1社が過去最高益を記録している。増収率は11%にも達しており、収益環境は株高トレンドを支持している。日経平均株価の株価収益率(PER)は、昨年末の16.63倍から12.16倍まで低下しており、バリュエーションは著しく高くなっている。PERが16倍まで回復すれば、理論的には1万6,000円水準まで上昇する計算であり、新興国市場の動向を眺めながらボトム確認を打診するステージが続くことになる。業績改善と株価急落によって、日本株の過熱感はほぼ解消されており、残る課題は新興国市場のリスクオフの動きに終止符が打たれるか否かのみである。

テクニカルでは、一目均衡表の転換線(14,689円)、そして雲下限(15,129円)が当面のターゲットになる。でのサポートを試す段階になっている。基準線(15,158円)との乖離縮小が試される。サイコロジカルは、前週の6勝6敗から7勝5敗に。14日RSIは38.48。

今後1週間の予想レンジは、13,750-15,250円。