【米ドル】 新興国発のリスクオフ一服で、ドル/円に押し目買い

イエレンFRB議長の議会証言がイベントリスクに
米ドル/円相場は、2月4日の1ドル=100.76円をボトムに、102円台中盤まで切り返す展開になっている。新興国市場発のリスクオフの動きが一服する中、ドル/円市場における調整圧力も一服している。日米金利差縮小の流れにも一服感が浮上している。

2月7日には1月米雇用統計が発表され、非農業部門就業者数は前月比+11.3万人と、市場予測の+18.0万人を大きく下回った。これでドル売り圧力が再開される展開も想定できたが、実際には株高と連動してドル/円相場は地合を引き締めている。今回の雇用統計に関しては、前月に続いて寒波の影響が大きいと見られるため、米実体経済に対する信認が大きく崩れるような数値ではない。しかし、2ヶ月連続で低調な数値になったことで緩和縮小ペースの鈍化を予測する向きも多く、新興国発のリスクオフの流れにブレーキが掛かったことが、リスクマーケット全体で歓迎されている。依然として地合は不安定だが、株安是正の動きが強まれば、当然にドル高・円安圧力も再開されることが予測される。

一方、今週は11日にイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言が予定されている。自ら政策判断の手を縛るようなことはないだろうが、量的緩和の縮小に踏み込んだ発言が聞かれると、新興国市場が再び動揺を見せるリスクには注意が必要。既にリスクオフの動きは一服したとみているが、イエレン証言をどのように消化するのかで、ドル/円の地合がどの程度回復しているのかを打診する流れになる。

テクニカルでは、一目均衡表の雲下限(101.19円)でサポートされ、基準線(103.05円)、そして雲上限(104.11円)を試す流れになる。基準線回復で、調整地合の一服が確認できる。下値は100日移動平均線のある101.24円。サイコロジカルは、前週の6勝6敗から7勝5敗に。14日RSIは47.1。

今後1週間の予想レンジは、101.25~104.25円。

注目イベント。
【 米国 】
02/11(火)12月卸売在庫
02/11(火)イエレンFRB議長議会証言
02/13(木)1月財政収支
02/13(木)1月小売売上高
02/13(木)12月企業在庫
02/14(金)1月輸入物価指数
02/14(金)1月鉱工業生産
02/14(金)2月ミシガン大消費者マインド指数

【 日本 】
02/10(月)1月貿易収支
02/10(月)1月景気ウォッチャー調査
02/12(水)12月第三次産業活動指数
02/12(水)1月マネーストック
02/12(水)12月機械受注
02/13(木)1月企業物価指数
02/17(月)第4四半期GDP