<私の相場観>=三木証券・商品副本部長 高橋 春樹氏

 米1月の雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比11.3万人増と、市場予想(18万人)を大幅に下回った。しかし、前月の増加幅(7.5万人増)を上回ったほか、失業率が6.6%と5年3カ月ぶりの水準に改善した。

 ただ、雇用改善の勢いが弱いことから、FRB(米連邦準備制度理事会)が「量的緩和縮小を、より慎重に進めるのでは」との見方が浮上し、前週末のNYダウ平均株価が165ドル高と上昇した。

 また、イエレンFRB議長が、就任後初めて11日、13日に議会証言を行う。金融政策や経済情勢について発言する初の機会のため、マーケットからの信頼を得られるかに関心が集まる。イエレン議長は、「PER15倍台はバブルではない」と述べており、株安は望んでいない。日経平均株価の1万4500円は、かなりの悲観シナリオを織り込んだ水準といえる。

 個別銘柄では、ソニー系で、医師向け情報サイトを通じ製薬会社の情報を提供するエムスリー<2413.T>、航空機需要増加を背景に、この関連部門の営業利益が順調に拡大するIHI<7013.T>に注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)