<話題の焦点>=発毛・育毛剤市場、ネット販売解禁と女性用で新成長期入り

 発毛・育毛剤市場が新たな成長期を迎えている。第1類医薬品に分類されている育毛剤で、一般用医薬品(大衆薬)のインターネット販売が解禁されたのに加え、女性用市場の急成長が大きく寄与する見通しだ。

 現在、男性用発毛・育毛剤市場の規模は650億円程度とされている。以前に比べ気後れ感はかなり軽減されたものの、水虫の薬、痔の薬などと並んで発毛・育毛剤も“薬局で購入するのにやや躊躇する薬品”の上位にランクされているという。それだけに、ネット販売の解禁で、女性用も含めて、新たな成長が期待できそうだ。

 個別銘柄では、まず大正製薬ホールディングス<4581.T>に注目。定評あるミノキシジルを主成分とした医薬品の育毛剤「リアップ」シリーズを販売。第一三共<4568.T>は、「カロヤン」シリーズで知られ、医薬品と同じ成分を配合した「NFカロヤンガッシュ」で抜けた後に“生える毛根”を育てるためのケアに注力。

 花王<4452.T>は、薬用シャンプー「サクセス」、薬用育毛剤「フラバサイト」を品揃え。さらに、傘下のカネボウで「薬用紫電改Z」も展開。ライオン<4912.T>は、薬用育毛・養毛剤「イノベート」を手掛ける。有効成分は、ペンタデカンなど。また、昨年6月に、発毛促進と脱毛予防の両面効果を持つ女性向け育毛剤「フルリア」を発売。

 資生堂<4911.T>は、「不老林」シリーズの製造販売元。さらに、女性用頭皮用美容液「TSUBAKI ヘッドスパ スパークリングセラム」を今年2月上旬から発売している。女性向けの育毛剤・養毛剤の市場規模は年々拡大傾向にあり、10年の40億円から、13年は60億円程度に拡大したもようだ。

◆主な発毛・育毛剤関連銘柄

銘柄<コード>   今期営業増益率   株価    PER

花王<4452.T>      4.3   3045   20.7
第一三共<4568.T>    4.5   1617   17.5
大正製薬HD<4581.T>  7.5   7060   19.0
資生堂<4911.T>    61.3   1585   33.2
ライオン<4912.T>   38.6    508   22.7

※株価は6日終値(単位:%、円、倍)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)