冶金工が上げ足強める、信用の投げ一巡で切り返し

 日本冶金工業<5480.T>が出来高増勢のなかで上げ足を強めている。昨年来、特定筋の攻勢思惑に個人投資家を中心とした短期資金の追随買いを集めていたが、最近は人気離散気味のなかで信用買い残が重荷となっていた。前週5日に14年3月期の連結業績見通しで営業利益を同25億円から19億円(前期実績は53億8300万円の赤字)、純利益を同10億円から1億円(同73億6500万円の赤字)へ下方修正したことが嫌気され、結果的に投げ売りを誘ったことから、目先アク抜け感が出ている。同社はニッケル精錬からの一貫体制を敷くが、足もとの業績は厳しいものの、高機能材厚板の生産工程の一部を新日鉄住金ステンレスに委託生産するという事業構造改革を評価する声もある。

冶金工の株価は14時18分現在280円(△23円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)