【レンジ推移】雇用統計を終えて OANDA Japan 佐藤 甲

【予想レンジ】101.80-102.65 【予想時刻】2014年2月10日 18:40
先週末は米国時間に米国1月雇用統計の発表がありました。
注目が集まる非農業部門雇用者数変化は市場予想の中心値である18.0万人増に対し11.3万人増、前回数値も7.4万人増から7.5万件増と小幅上方修正となり、市場を不安に陥れました。しかし、失業率に関しては前回の6.7%から6.6%へ低下となりました。労働参加率の62.8%から63.0%への上昇を伴う失業率の低下となり良好な結果となり、全体を通しては強弱入り乱れる内容となりました。
市場の反応は発表直後には非農業部門雇用者数の低い数字を見てドル売りで反応しましたが、その後は良い失業率の低下に反応したのか堅調な株価に支えられたのかドル売り、円売りの典型的なリスクオン相場となりました。
米国株式は堅調推移、米国債利回りも発表直後は低下したものの、その後は底堅い推移となり、ドル円相場も発表前の水準以上に上値を伸ばす展開となりました。
また、週末に行われた東京都知事選で自民公明が推していた舛添氏が当選になったことや本日アジア時間に発表となった国際収支で経常赤字が確認されたことも円売り材料としてとらえられると考えられます。
欧州時間序盤は円買いが進む展開となっています。どの辺りがサポートとなるのかをしっかりと確認したいところです。NY時間にそのサポート割り込んでくるような動きになると下落が加速する可能性が高まります。
本日は大きなイベントは予定されていません。市場はFEDがこの微妙な雇用統計の結果をどのように受け止めているかの手がかりを明日のイエレン新FRB議長の議会証言から導き出したいと考え本日は様子見モードが強まると予想されます。

投機筋の通貨先物ポジション状況(先週火曜日時点)
先週火曜日時点での投機筋の通貨先物のポジション状況は6週連続で円売りポジションの減少となりましたが先週末にかけてドル円が上昇したことから今週末に発表となるものは円売りポジションが増加している可能性が高いと予想されます。
大きく積みあがった円売りポジションの調整も一段落したと考えることもでき、反発余地がでてきたということもできます。

OANDAの顧客の取引状況
OANDAの顧客のドル円のポジション状況は買いポジションが62%と引き続き円売り優勢となっていますが、大きく偏っているというほどでもありません。
オーダー状況は引き続き上は105円くらいまで厚めに売りオーダーが並んでいます。下は102.00、101.50、101.00などの節目を中心に厚めな買いオーダーが並んでいることから下落じにはサポートの候補の一つに挙げられると思われます。