再びリスク回避の円買い、イエレンFRB議長の議会証言に注目

雇用統計減速をどう見るのか?
昨日の海外時間には、新興国通貨が売られたことからリスク回避の動きで円買いが強まりました。

欧州時間序盤、トルコ・リラや南アフリカ・ランド、ロシア・ルーブルなどが売られたことから、東京時間午後に上昇した日経平均も先物が下落し、円買いが強まって、ドル円は102.00円台まで、ユーロ円は139.20円台まで下落し、ユーロドルは1.3650付近まで上昇しました。その後トルコ・リラなどの下落が止まったことからドル円なども下げ止まり狭いレンジでのもみ合いとなりました。

NY時間にはいっても、特段の材料のない中小動きが続きましたが、NYダウが下落したことから、ドル円も102.20円台まで上昇した後102.00円付近まで反落しました。この間ユーロドルは1.3630付近から1.3650台まで上昇しています。

NY時間午後にかけてNYダウが下げ幅を縮める展開となると円が売り戻されドル円は102.20円台まで、ユーロ円は139.50円台まで上昇しました。

東京時間にはいって、発表された豪・第4四半期住宅価格指数が予想を上回ったことから豪ドル買いが強まる中、ユーロドルも昨日の高値を上抜けるとストップ・ロスを巻き込んで急上昇しました。

今日の海外時間には、プロッサー・米フィラデルフィア連銀総裁の講演とイエレン・米FRB議長の議会証言が予定されています。

今晩のイエレン・米FRB議長の議会証言では、2か月連続で弱い結果となった非農業部門雇用者数についての見方が注目です。雇用統計の減速は天候要因などの影響を受けた一時的なもの、とテーパリングへの影響に否定的な発言をすれば、米長期金利が上昇してドル買いが強まるでしょう。一方、雇用統計の減速が景気回復ペースの減速を示す可能性との見方で、テーパリング・ペースへの影響を示唆すれば米長期金利が低下しドル売りが強まると予想できます。