【豪ドル】 G20までは豪ドルの安値是正が継続か

対米ドルでは1/14以来の高値更新
豪ドル/円相場は、1豪ドル=92円台後半まで切り返す展開になっている。新興国市場の不安定化を背景とした円高圧力を受けて、2月3日には一時88.24円まで軟化していた。しかし、その後は円高圧力修整の動きが強くなっていることに加えて、豪金融緩和圧力がピークを過ぎたとの見方から、豪ドル/円は地合を引き締めている。

引き続き、オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)が2月4日の会合で、「豪ドル相場が不愉快なほど高い」との表現を削除したことが、豪ドル相場を支援している。当面は政策金利の変更を行わないスタンスも同時に示されており、少なくとも豪金融政策環境の観点から豪ドルが一段と進むリスクは限定されている。トヨタ自動車が豪ドル高などを理由に豪州における生産撤退方針を示すなど、依然として高過ぎる豪ドルに対する懸念は強い。ただ、少なくとも豪金融当局が豪ドル高に対して一段とけん制の動きを強める可能性は低いとの見方が、短期スパンで豪ドル相場を支援しよう。対米ドルでは、1月14日以来の高値を更新している。

豪金融政策スタンスの修整に関しては、22日に予定されている20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の議長国としての立場を意識した一時的なものである可能性も否定できない。ただ、当面は豪ドル高をけん制するような動きは想定しづらくなっており、新興国市場不安を背景とした円高圧力が回避できるのであれば、豪ドル/円相場も底固く推移しよう。目先は13日の1月雇用統計発表まで特に重要指標もなく、豪ドルの安値是正の動きが継続し易い。

テクニカルでは、一目均衡表の基準線(91.05円)を回復し、調整一巡を確認。今後は同水準が支持線となる。足元では更に雲(92.84~93.09円)との攻防になっており、同水準を上抜けできれば、下値不安は大幅に後退する。サイコロジカルは、前週の7勝5敗から変わらず。14日RSIは55.31。

今後1週間の予想レンジは、91.25~94.25円。

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