<私の相場観>=東洋証券・ストラテジスト 大塚 竜太氏

 東京株式市場はここ下値リスクが強く意識される展開を余儀なくされたが、昨年11月と12月に買い込んだ外国人投資家の売りも目先一巡した格好で、2月後半から3月にかけて基本的には上値指向を予想している。

 日経平均のチャート面では、昨年末を頂点とするヘッド&ショルダーが、1月下旬から下にオーバーシュートして、俗にいう三尊崩れの展開となったが、当面はネックライン水準である1万5300円近辺への戻りを試す動きが想定される。25日移動平均線も週明け時点で同水準に位置しており、ここがひとつの要点とみなされる。

 1月の米雇用統計発表を受けて、米国景気に対する過度な不安感が後退している。また、国内では都知事選の結果も想定内とはいえ、安倍政権の求心力を保つかたちとなり、株式市場にとってはプラス材料だ。しばらくは先物主導で浮揚力が働くイメージで、物色セクターについても偏って買われる感じではなく、全般底上げ的な流れが予想される。そのなかで、2月後半から3月初旬にかけて、個別の好業績株をピンポイントで拾っていく作業が続きそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)