テーパリング継続との見方でドル買い強まる

英中銀、フォワード・ガイダンスを修正か?

昨日の海外時間には、イエレンFRB議長が議会証言でテーパリングの減速を示唆しなかったことから各国株価が上昇し、米長期金利も上昇してドル買いが強まりました。

欧州時間序盤、各国株価が堅調に推移したことからややリスク選好の動きが強まって、ドル円は102.40円台まで、ユーロ円は140.10円台まで上昇しました。その後はNY時間のイエレンFRB議長の議会証言待ちで各通貨ペアとも小動きとなりました。

NY時間にはいって、イエレンFRB議長の議会証言の原稿が好評されると、テーパリング(量的緩和縮小)の継続が示唆されたとの見方でドル買いが強まって、ドル円は102.60円台まで上昇し、ユーロドルは1.3650台まで下落しました。しかし各国株式が軟調となると、リスク回避の動きとなって、ドル円は102.10台まで反落し、ユーロドルは1.3630付近まで下落幅を拡大しました。この間ユーロ円は140.30円付近まで上昇したあと139.20円台まで急落しています。その後各国株価が反発して上昇を開始すると、リスク選好の動きとなって円売り、ドル売りとなって、ドル円は102.70円付近まで、ユーロ円は140.20円台まで、ユーロドルは1.3680付近まで上昇しました。

NY時間午後にはいると、ドル円は小動きになりましたが、米長期金利が高止まりする中全般的にドル買いが強まって、ユーロドルは1.3630台まで反落しました。

東京時間にはいって、発表された中国・1月貿易収支が予想を上回ったことから豪ドルなどが買われています。

今日の海外時間には、ユーロ圏・12月鉱工業生産の発表と、英中銀四半期インフレ報告の公表、ブラード・米セントルイス連銀総裁、ドラギ・ECB総裁の講演が予定されています。

昨晩のイエレンFRB議長の議会証言は、これまでのFOMC声明を逸脱することはなく、今後の金融政策についての明確な示唆はありませんでした。しかし直近2か月の雇用統計の下振れや新興国通貨の動揺から、テーパリングの減速懸念があったことから、減速が示唆されなかったことを継続を示唆、と市場は捉えたと考えられます。

今晩は、公表される英中銀四半期インフレ報告でフォワード・ガイダンスの修正があると予想されています。失業率目標の下方修正などで低金利政策の長期化が連想されればポンド売りにつながると予想できますが、ある程度織り込まれていると考えられますので、反応は限定的なものになるでしょう。