<株式トピックス>=イエレンFRB議長発言は安心感を評価

 12日の東京株式市場は、寄り付き買い優勢で、ほぼ全面高商状のスタートとなったものの、後場に入ると売り買いが交錯するなか、じりじりと上昇幅を縮小する展開となり、日経平均株価終値は、前営業日比81円高の1万4800円と3日続伸。1月31日以来の1万4800円台回復となった。
 11日の米株式市場では、ダウ平均株価が大幅続伸し、約3週間ぶりの高値水準。イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長が初の議会証言で、量的金融緩和の縮小を継続する一方で、現行の超低金利策を相当の期間継続する姿勢を示したことで、米金融政策に対する過度の不透明感がひとまず解消され、米国株市場が買い意欲が広がった。
 市場関係者からは「イエレンFRB議長の議会証言は、目新しさは無かったものの、バーナンキ前議長の路線を踏襲するということを確認できたという点が安心感につながったようだ。テーパリング(量的緩和縮小)の継続を示唆したものの、期限など具体的な点には言及しなかったことで、今までやや過度となっていたリスクオフの動きが緩むとの期待感が浮上したようだ」としていた。
 証言の内容自体は、依然として不透明感が残り“玉虫色”の面は否めないが。デビュー戦としては、手ごわい市場を相手にまずは合格点といえそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)