【英ポンド】 英ガイダンス強化も、利上げは近いとの見方

BOEは失業率7%割れでの利上げを拒否するも
英ポンド/円相場は、1ポンド=170円台まで急伸する展開になっている。新興国市場発の円高圧力が巻き戻される一方、英利上げ期待の高まりからポンドに対する買い圧力も強くなっており、1月29日以来の高値を更新している。

イングランド銀行(英中央銀行)は2月6日に開催された金融政策委員会(MPC)において、政策金利を0.5%、資産購入プログラムの規模を3,750億ポンドで据え置くことを決定した。ここでは景気ガイダンスの修正については議論するのに留まっていたが、12日に公表されたインフレ報告では、失業率が利上げ開始の目安とされる7%に到達した後も、政策金利を過去最低に維持する方針を示した。昨年8月にフォワードガイダンスを導入した際に、失業率7%を利上げの目安に設定していたが、その後は失業率が予想を大きく上回るペースで定価する中、新たなガイダンスが必要と判断した模様だ。もっとも、こうした動きは既にイングランド銀行から予告されていたため、マーケットの反応は限定的。むしろ、利上げ圧力を阻止できない状況が近づいているとの見方から、ポンドに対しては買い圧力が強まり易い状況が続く見通し。19日の雇用関連統計の結果次第では、ポンド買いが更に加速する可能性もある。

12月英鉱工業生産は前月比+0.4%と市場予測を下回ったが、マーケットの反応は限定的。昨年末に成長ペースが鈍化した可能性が示されるも、回復基調そのものには変化がないとの見方が強く、マーケットでは特に材料視されていない。円高圧力の一服もあって、ポンド/円相場の先高感は強い。

テクニカルでは、一目均衡表の雲下限(165.75円)水準でサポートされ、上限(171.49円)を試す展開に。同水準をウエヌクと、170~175円にコアレンジを切り上げる。支持線は転換線167.16円水準を想定している。サイコロジカルは、前週の5勝7敗から7勝5敗に。14日RSIは53.97。

今後1週間の予想レンジは、167.00~173.00円。

注目イベント
【 英国 】
02/14(金)12月建設支出
02/18(火)1月消費者物価指数
02/18(火) 1月小売物価指数
02/18(火) 1月生産者物価指数
02/19(水)イングランド銀行金融政策委員会議事録
02/19(水)1月失業率
02/19(水)1月雇用者数増減

【 日本 】
02/13(木)1月企業物価指数
02/17(月)第4四半期GDP
12/17(月)12月鉱工業生産
02/18(火)日銀金融政策決定会合
02/19(水)12月景気動向指数
02/19(水)日銀金融経済月報
02/20(木)1月貿易収支