米小売売上高は雇用統計と並ぶ重要データ=外為どっとコム総研 神田卓也

株安連鎖に警戒は?
東京市場のドル/円は、日経平均の下落を横目に軟調推移を続け、一時102.00円を割り込んだ。
ただ日本株の下落は、明日のオプションSQ(特別清算指数)を前にした持ち高調整や、前日までの上昇のガス抜きといった個別事情によるものとの見方が強い。
必ずしも、欧米市場での株安・円高の連鎖につながるものではなさそうだ。
小売にも悪天候の影響?
もっとも、本日は米1月小売売上高発表予定(22:30)であり、悪天候の影響で下ブレが警戒されている。このため、発表前にドルを買い上がる動きは限られよう。また、米小売売上高が前月比横ばいという控えめな予想をさらに下回るようだと101円台半ばまで急落する事も考えられる。
一方で、予想外の上ブレとなればポジティブサプライズとなり、ドル/円は102円台後半まで上昇する可能性もある。
1月の消費者信頼感指数が悪天候にもかかわらず5カ月ぶりの水準に上昇していた事は消費マインドの旺盛さを物語っており、小売売上高にとって心強いデータだろう。いずれにしても、悪天候の影響が読み切れないため「出たとこ勝負」の感が強く、発表後しばらくは不安定な値動きとなる可能性もある。